美白

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美白化粧品の正しい選び方

お肌の曲がり角を迎える年ごろになると、それまでのスキンケアに追加せねば・・・と思い始めるのが「美白」の存在ではないでしょうか?

肌質が変化してシミ・くすみが気になりはじめると、ちょっと奮発してもいいから効果確実な美白化粧品が欲しい!そう思えてきますよね。

でも、ちょっと待ってください。美白化粧品は「日焼けによるシミを消す力がある」と思い込んではいませんか?効果がないと思い込んで、次から次へと新しい化粧品に手を伸ばす、美白化粧品ジプシーになってはいませんか?

新しい美白化粧品を使うその前に、美白化粧品が肌へどのような働きをするのか改めて理解することで、自分にもっとも相応しい美白化粧品を選ぶ目を養いましょう。

美肌化粧品とは?美肌成分が肌にどういう影響を与える?

では、美白化粧品の本来の役割について、あらためておさらいしてみましょう。

これ以上シミを増やさないための予防策である

「美白=シミを消す」と思っている人も多いかもしれませんが、残念ながらそれは正解ではありません。

残念ながら美白化粧品では、今あるシミを消しゴムのように綺麗さっぱり消すことはできません。でも、これからできるシミに対してなら予防することができます。

日焼けによるシミは太陽を浴びる生活を送る限り、どうしても起こりうるものです。でも、美白化粧品に含まれている美白成分は、肌に作用してシミの元である成分を抑制する力があるのです。

つまり、美白化粧品とは今よりシミ・ソバカスが増えてしまわないように、肌状態を維持するスキンケア用品なのです。

紫外線対策とセットで行うことが絶対条件

ただし、日焼け対策を一切せずメラニンが生成されやすい環境だと、いくら優秀な美白成分が配合されてあっても、シミを防ぎきるのは難しくなります。

美白化粧品の成分を余すことなく発揮するためには、日焼け止めクリームを塗る・帽子をかぶるなどの紫外線対策もしっかりと行うことが絶対条件なのです。

美白する前にシミができるメカニズムを知ろう

美白化粧品を選ぶにあたっては、自分がどんな美白効果を望んでいるのかを再確認することも重要です。そのためには、まず日焼けをしてからシミができるまでを知る必要があります。

シミの原因は日焼けとは限らない

ほとんどの場合、シミの原因は紫外線によるものです。でも100%ではありません。

ほかにも、ストレス・喫煙・飲酒・排気ガスなどが原因で体内に活性酸素が発生すると、この活性酸素を除去しようとメラノトロピンと呼ばれるメラノサイト刺激ホルモンが分泌されると、結果としてシミができやすくなります。

また、ニキビや虫さされなど肌に強い炎症が起きると、炎症によるダメージから肌を回復させようと、肌細胞が活性化するのですが、この時シミの元であるメラニンも活性化しやすくなってしまうのです。結果として色素沈着が起きやすくなります。

シミができる仕組み

では、もっと具体的にシミができるまでのプロセスを説明していきましょう。

シミを語るうえでメラニン色素の存在が欠かせませんが、シミができるまでにはいくつかの段階があります。

紫外線を浴びると活性酸素が生まれる

肌は紫外線を長時間浴び続けると、活性酸素が作り出されます。活性酸素はシミの原因になるだけでなく、たるみ・シワなど肌に老化をもたらす厄介な存在です。

情報伝達物質が作られる

エンドセリンと呼ばれる情報伝達物質が発生します。このエンドセリンはメラノサイトに「メラニン色素をつくれ」という信号を送ります。

チロシナーゼの働きを活性化

エンドセリンがメラノサイトに信号を送ると、チロシナーゼと呼ばれる酵素が活性化します。また、メラノサイト活性化因子であるプラスミンやプロスタグランジンが産出されます。

メラニン色素ができる

チロシンと呼ばれるアミノ酸がチロシナーゼの働きによってどんどん変化することで、最終的にはメラニン色素へと変化します。メラニン色素ができただけでは、実はまだシミとは言えません。

メラニンが肌に留まることでシミになる

通常であれば、ターンオーバーによってメラニン色素は外へと排出されていきます。しかし、ターンオーバーが乱れているとメラニン色素を排出しきれませんし、ターンオーバーが正常に機能していてもメラニンの発生量が多すぎれば排出しきれません。

排出されなかったメラニンはケラチノサイトへと蓄積され、これがシミとなります。


これがシミができる一連の流れです。

美白成分の種類と効果の違い

どうせ美白化粧品を使うのなら、いかにも効果がありそうなキャッチコピーや使い心地だけではなく、効果がしっかり証明されている成分で作られたものが確実です。

厚生労働省認可の美白成分

美白化粧品で使われている美白成分のなかには、厚生労働省によって美白効果が認められたものがいくつかあります。

では、それらの美白成分にはどのような効果があると認められているのでしょう?ひとつひとつ確認していきましょう。

アルブチン

チロシナーゼの働きを抑制して、メラニンの生成を抑える。

エラグ酸

チロシナーゼの働きを抑える。抗酸化作用が高いのでエイジング効果も期待できる。

コウジ酸

チロシナーゼの働きを抑制して、シミの発生しにくくする。抗糖化作用があるので黄ぐすみにも有効的。

トラネキサム酸

情報伝達物質プロスタグラジンの働きを抑制することで、メラニンの生成を抑える。抗炎症作用・抗アレルギー作用・止血作用を併せ持ち、肝斑の内服薬に用いられることも多い。

カモミラET

情報伝達物質エンドセリン抑制することで、メラニンの生成を抑える&できてしまったシミを薄くする。保湿効果・抗炎症作用・血行促進作用も合わせ持つ。

t-AMCHA(ティーアムチャ)

情報伝達物質プロスタグラジンの働きを抑制することで、メラニンの生成を抑える。肌荒れ・ニキビケアにも有効的。

4MSK

チロシナーゼの働きを抑制して、メラニンの生成を抑える。ターンオーバーを正常化して、メラニンの排出を促進する働きもある。

リノール酸

チロシナーゼの働きを抑制して、メラニンの生成を抑える。また、チロシナーゼ自体を分解する働きもある他、保湿効果・抗炎症作用も併せ持つ。

ルシノール

チロシナーゼの働きを抑制して、メラニンの生成を抑える。浸透力も高いので高い美白効果が期待できる。

プラセンタエキス

チロシナーゼの働きを抑制して、メラニンの生成を抑える。また、抗酸化作用も併せ持っているので、シミが濃くなるのを防ぐ効果も期待できます。

代謝を促進してターンオーバーが正常に働くため、メラニン色素を排出しやすい状況を作りだします。

ビタミンC誘導体

メラニンの生成を抑制する働きだけでなく、できてしまったメラニンの色素沈着にも働きかける。抗酸化作用も高く、アンチエイジング効果も期待できる。


以上の成分を見るとわかりますが、美白成分には以下の2タイプあります。

  • シミになるのを予防する成分
  • できてしまったシミに作用する成分

シミになるのを予防する成分も細かく分類すると、メラノサイトに命令を送らないようにするもの(トラネキサム酸・カモミラET・t-AMCHAなど)とチロシナーゼの働きを抑えるもの(アルブチン・エラグ酸・コウジ酸など)に分かれています。


この他に有名な美白成分としては、ハイドロキノンが挙げられます。海外では最強のシミ消し成分として一般的ですが、肌に刺激が強いため、日本国内では厚生労働省の基準により2%以下の濃度しか販売されていません。

美白化粧品の種類とその役割の違い

美白化粧品といっても、化粧水や美容液などいくつか種類がありますよね。でも、これらの化粧品は面美白するか点美白するかによって選ぶと、より良い商品を選び出すことができますよ。

面美白ならくすみケア

面美白は、肌色を明るくしてくすみのない透明感のある肌を求める人向き。化粧水・乳液・クリームは面美白に該当します。

点美白ならシミケア

点美白は、目立つシミや色素沈着などを集中的にケアしたい人向き。点美白は美容液に該当します。肌に密着するジェルタイプのものだと効果が持続するのでオススメです。


どの美白化粧品を使うにしても、すぐに効果が出ないことだけは理解しておいてください。美白美化粧品は漂白剤ではありませんので、、1日2日塗ったくらいで望んだ美白効果が得られるものではありません。

肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーを経ることで、美白化粧品の効果を実感できるようになります。

しかし、いくら美白化粧品をこまめに塗っていても、美白の大敵である紫外線対策をしていなければ無意味なので、UVケアもしっかり行いましょう。

美白化粧品の選び方まとめ

いかがでしょうか?美白化粧品は選び方のコツさえ掴んでしまえば、選ぶのは簡単。厚生労働省認可の美白成分が配合された美白化粧品なら確実です。

ただし、効果の望める美白成分といえど、人によっては肌質に合う・合わないがありますので、いくつか試してみるとより自分に最適な美白化粧品を見つけることができますよ。

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