ニキビ型敏感肌の方向けのスキンケアの基本

ニキビ型敏感肌のスキンケア

すぐニキビができてしまう敏感肌!その原因は乾燥にありました。間違った化粧水選びや洗顔のしすぎによる乾燥が、かえってニキビを招きます。洗顔・クレンジング・化粧品選びなど、正しいスキンケア方法をマスターしてニキビの悩みから解放されましょう!
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ニキビ型敏感肌のスキンケアで気をつける点は?

化粧水を変えたらニキビが!!何を使ってもニキビが止まらない・・・。ニキビ型敏感肌の人の悩みですね。ニキビ型敏感肌にはどんなスキンケアがベストで、どうすればニキビが改善するのでしょうか。まずは原因を知って対策を勉強しましょう。

化粧水を変えたらニキビができた!ニキビ型敏感肌の悩み

敏感肌の悩みでよくあるのが「化粧水を変たらニキビができたの。悪い成分に肌が敏感なのかな・・・?」というものです。実はこの「化粧品が原因でニキビができる」現象には理由があるんです。

それはニキビの原因が乾燥だからです。なんと、化粧水が肌を乾燥させてしまう場合があるんですね。

ニキビを招くかも知れない化粧水

  • さっぱりタイプの化粧水
  • アルコール入りでスッとした使用感の化粧水
  • 収れん作用のある化粧水
  • 化粧水をつけすぎている

一見ニキビにとても良さそうな、さっぱりとした使用感の化粧水はニキビを招く場合が多いのです。まずさっぱりタイプの化粧水は保湿成分が足りないので乾燥します。そしてエタノールなどのアルコールは蒸発するときに肌の水分も一緒に連れて行ってしまうため肌が乾燥します。

毛穴を引き締める収れん作用のある化粧水もアルコールを蒸発させて温度を下げ、毛穴を小さくしているため同じです。

またアルコールの量がそれほど多くない化粧水でもつけすぎてしまうと、肌の水分は容赦なく蒸発していってしまいます。1回つければ化粧水はそれで十分と考えましょう。

化粧水だけで保湿しようとせず、保湿クリームや乳液でしっかりスキンケアするほうが肌は潤うんですね。

敏感肌ニキビの原因が化粧水だった、という例は沢山ありますので「なんでニキビできるようになったかな?」と思ったら、化粧水をノンアルコールで保湿効果の高いものに変えてみるだけでニキビが改善する可能性があります。

「どんな化粧水でもニキビができて仕方ない!」という人も、正しいスキンケアでしっかり肌を保湿すればニキビの悩みから解放される可能性は十分にあるんですね。

ではなぜ、乾燥がニキビを呼ぶのでしょうか?くわしく見ていきましょう。

ニキビ型敏感肌のニキビはどうしてできる?

ニキビとは簡単に言うと毛穴が詰まり、詰まったものの中でアクネ菌などの雑菌が繁殖して炎症を起こしてしまう症状を言います。毛穴が詰まる原因に、乾燥と敏感肌があるんです。

毛穴を詰まらせる皮脂と古い角質がニキビのもと

毛穴には何が詰まっているのか?その正体は毛穴から出ると皮脂と、古くなった角質(皮膚の一番外側の事ですね)が混じり合ったものです。これを角栓やコメドと呼びます。

鼻の毛穴をよく見ると白か黒の何かがプツプツと詰まっていませんか?洗っているのになぜかしつこく現れる、この毛穴の栓がコメドです。

敏感肌は肌が荒れやすく、いつも炎症を起こしている状態です。炎症を起こした部分を回復させようと、肌は次々新しい肌細胞を生み出しターンオーバーを早めます。

そのせいで普通の人よりも敏感肌の人は短期間に大量の皮膚が剥がれ落ち、それが皮脂と混じり合いコメドが生まれ、毛穴詰まりが生まれてしまうのです。

つまりニキビを防ぐには、肌の炎症を抑えて剥がれ落ちる皮膚の量を減らさなくてはいけないんですね。

敏感肌性のニキビを抑えるには潤いが大切!

敏感肌のヒリヒリ、炎症はなぜ起こるのかと言うと、最初に触れたとおり原因は乾燥にあります。

肌の外側の角質層には肌細胞とその間を満たす細胞間脂質と天然保湿因子に水分が蓄えられています。皮脂の膜はこれが蒸発しないよう、肌表面を保護している状態ですね。この状態だと肌は皮脂と潤いで外部刺激から守られた状態です。この機能を肌のバリア機能と言います。

これが洗浄成分の強い洗顔料で洗って皮脂が取られてしまったり、何かの原因で角質層の水分が蒸発してしまうと肌が乾燥状態になります。

水分で満たされていた肌がカラカラに乾くと、その隙間からホコリや花粉など外部刺激が入り込み、真皮に届いて免疫が過剰に反応します。結果炎症が起こってしまうんですね。

「ニキビは油や潤いを与えると悪化する!」と思われがちですが、むしろ逆で潤いを与えて肌のバリア機能を復活させる事がニキビ撃退の第一歩だったんです。

ニキビ型敏感肌のスキンケアはどうすればいい?

ニキビ型敏感肌のスキンケアはとにかく乾燥させない事がポイントです。最初で触れた乾燥させる化粧水は避け、洗うときは皮脂を落としすぎず、化粧品は保湿に優れたものを使うのが鉄則ですね。くわしい手順をマスターしましょう。

ニキビ型敏感肌のクレンジングと洗顔

クレンジングはあまり神経質になる必要はありません。化粧品が多少残っても肌のターンオーバーに乗って落ちていくためです。

ニキビ肌にオススメなのは油分でメイクを落とすコールドクリームやクリームタイプのクレンジング剤です。肌に優しく乗せて、あまり擦らずにくるくるとメイクを馴染ませましょう。肌を擦ると刺激になり、乾燥や炎症の原因になります。

落とす時は洗顔料で洗い流してもいいですし、オススメなのはホットタオルで拭き取る方法です。毛穴の詰まりを改善するのに良い方法ですし、ホットタオルなら油分の多いコールドクリームもきれいに拭き取る事ができますよ。

洗顔料は皮脂を落としすぎない洗浄力の優しいものを選びましょう。ちょっと意外かも知れませんが、洗顔料に美容成分が入っていても概ね水と一緒に流れてしまうため効果はあまり期待できません。

敏感肌用の洗浄力の優しい洗顔フォームか、実は浴用の石鹸でも洗顔は問題ないと言われているんです。洗顔料にお金をかけるよりも、保湿クリームや美容液など肌に残るものにお金をかけたほうがいいでしょう。

洗顔するときのお湯の温度は38度くらい、熱いお湯だと皮脂が落ちすぎるので、ぬるいくらいが肌にはベストですね。

ニキビ肌用の基礎化粧品はどう選ぶ?

敏感肌性ニキビ向けの化粧水・乳液・保湿クリームはどう選んだらいいのでしょう?「保湿クリームなんか油分たっぷりだけど、ニキビ悪化しない?」と思われがちですが、実はそうでもありません。

肌の表面に油分を与えてあげると、肌は「皮脂を出さなくても肌が守られてるから大丈夫だね!」と皮脂をあまり出さなくなるんですね。なのでオイリー肌だと思っていたのに、油分のあるクリームを塗ったら肌のテカりが収まった!なんて事もあるんです。

化粧水は最初に触れたとおり、アルコールフリーで保湿成分が多いものを選べば大丈夫ですね。

油分のほかオススメの成分は角質層にある肌細胞の間を満たしている細胞間脂質にあるセラミドです。これを化粧品で補充してあげると肌の保水力が上がり、肌のバリア機能が復活することでニキビの原因になる炎症が起きにくくなります。

ニキビ肌のひと向けの乳液やクリームの選び方はこちらでくわしく特集しているので、より知識を深めて化粧品を選びたいひとはこちらの記事を参考にして下さいね。

ニキビの芯!角栓・コメドを取り除くスキンケアは有効?

保湿ケアでニキビのもとであるコメドを発生させない!というのが理想の方法ですが、今肌を見てびっしりコメドが毛穴から「こんにちは!」している状態では気が収まりません。

小鼻や頬でブツブツしているこのコメドたちがニキビに育ったらどうしよう!と思ったら、ニュルニュルと押し出してやりたい気持ちになります。コメドは別名ニキビの芯とも呼ばれ皮膚科でも予防のために器具を使って取り除いたりします。

ただ、素人が手やコメドプッシャーなどの器具を使って乱暴に毛穴の詰まりを押し出すのは肌に負担になるためオススメできません。毛穴パックも同様です。特に手や消毒していない器具は雑菌が多くいるため、開いた毛穴から雑菌が入り新たなニキビの原因を作る危険もあります。

そして無理やり毛穴からコメドを押し出すと毛穴が開き、よりコメドが詰まりやすくなるというデメリットもあります。コメドを取る→毛穴ポッカリ→開いた毛穴にまたコメドが詰まる→毛穴が前より広がってしまう、という悪循環になってしまいます。

オロナイン軟膏などを鼻に塗り、パックした後に毛穴パックを貼るとゴッソリ角栓(コメド)が取れる!という方法が流行していますが、ゴッソリ取れすぎるので繰り返すのはオススメできません。

開いた毛穴は毛穴引き締め効果のある収れん効果のある化粧水でケアすればいい、しっかり消毒しておけば大丈夫、という説もありますが、収れん化粧水で手に負える毛穴の開きではありませんし、消毒しても毛穴は小さくなりません。それにアルコール入りの収れん化粧水は肌が乾燥するのでオススメできません。

やはり辛抱強く保湿を続け、自然にコメドができなくなるのを待つしかありません。ニキビとの戦いはひたすら我慢、コメドとの戦いでもあるんですね。

ただ2008年ディフェリンゲルという薬が日本で認可され、コメド(皮膚科では面疱と呼びます)が詰まらないようにする薬が使われるようになりました。

塗ると2〜3ヶ月で初期のニキビが減り、結果赤く腫れるニキビができにくくなります。ずっと前に皮膚科に行ったけど諦めた、という人もディフェリンゲルを試してみてはどうでしょうか。

皮膚が薄くなる、乾燥するなどの副作用がありますので、必ず皮膚科でお医者さんの診察のもと処方してもらいましょう。

応急処置!ニキビパッチでニキビを治す

「今このニキビが腫れて痛い!」という場合、スキンケアでは治せない場合もあります。そんな時は寝る前にニキビパッチ(ニキビシール)を貼りましょう。

小さな絆創膏のようなパッチには、ニキビに繁殖している雑菌を抑える殺菌成分と、炎症を抑える消炎作用、蓋をすることによる保湿効果でニキビを治療します。

中にはハイドロコロイドという成分でニキビから出た膿を吸い取り、傷口を潤して治りを早くする物質でできている物もあります。キズパワーパッドなど、あのぷよぷよしてガーゼが付いていない絆創膏と同じメカニズムですね。潰れたニキビにはかなり有効な応急処置です。

潰れていないニキビの場合ハイドロコロイドで蓋をしてしまうことで悪化する場合もあるので、潰れたニキビにはハイドロコロイドのニキビパッチ、潰れていないニキビには普通のニキビパッチを使うと治りが早いと言われています。

潰れたニキビにはキズパワーパッドなどハイドロコロイドの絆創膏を貼り付けても効果的なので、ニキビ応急処置として覚えておきましょう。

ドラッグストアなどで売っている市販のニキビ治療薬も消炎作用と殺菌作用、角質を柔らかくして毛穴のつまりを改善する作用がありますが、ニキビパッチのほうが保湿や保護する力が強く、ベトつかないなどのメリットがあります。

裏技ですが、手元にニキビ治療薬のクリームや軟膏がある場合、普通の絆創膏にニキビ治療薬を塗ってニキビに貼り付けるとニキビパッチに近い効果が望めるので応急処置にオススメですね。

まとめ:大切なのは保湿と肌に刺激を与えない事

敏感肌性ニキビに大事なのは、まず一番に保湿です。ニキビの原因である毛穴の詰まり、コメドを作らせないため肌のバリア機能を回復させましょう。セラミド入りの化粧品でしっかりケアしたいですね。

あとは肌をいじめない事です。強すぎる洗顔で皮脂をとりすぎない事、毛穴のコメドを強引に取らない事が大切です。皮脂をとりすぎると肌が乾燥したり、かえって余分な皮脂を肌が出すようになってしまい毛穴を詰まらせます。毛穴のコメドを無理やり取る事もやめましょう。毛穴が広がり、新しいコメドが溜まりやすくなってしまいます。

ニキビ肌のスキンケアはとにかく我慢です。保湿して肌本来のバリア機能が回復するまでじっくり待ちましょう。最低でも肌の細胞が入れ替わる1ヶ月くらいは見ておきたいですね。

保湿を欠かさず肌をやさしく扱い続ければ「あれっ?なんだか肌が白くつるんとなってる!ニキビ減った!」と実感できるでしょう。ブツブツのコメドやニキビをしっかり治してきれいな素顔になるためには、じっくり焦らないスキンケアが大切なんですね。

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