脂漏性皮膚炎とは?適切なケアと治療法

脂漏性皮膚炎の原因とすぐに始めれる改善方法

赤ら顔やニキビなどの要因となる脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌とカビの繁殖が招く皮膚病です。皮膚科に通うほか、ホルモンバランス・栄養素・洗顔などを改善すると完治の可能性がぐんと高まります。ここでは、脂漏性皮膚炎に関する情報をお伝えしています。
脂漏性皮膚炎とは?適切なケアと治療法のイメージ

赤ら顔になる脂漏性皮膚炎とは?推奨されるケアと治療法

顔が真っ赤でブツブツに荒れている!どうして?という時は、もしかすると脂漏性皮膚炎かも知れません。

過剰に分泌された皮脂にカビ菌が増えて起こる皮膚炎で、赤ら顔・ニキビ・フケなどが出る症状があります。

もし脂漏性皮膚炎になってしまったら、どうやって治療・改善していったらいいのでしょうか。

皮膚科での治療や完治までの期間、毎日のスキンケアなど、脂漏性皮膚炎を卒業する方法を見つけましょう。

脂漏性皮膚炎の具体的な症状

  • 毛穴がポツポツと赤くなる・赤ら顔になる
  • 小さなニキビが顔全体に現れる
  • 肌がベトつくのにザラザラした感触がある
  • 髪の生え際や頭皮が赤い
  • 髪の毛が抜ける
  • 顔や頭皮にかゆみがある
  • 脂くさい体臭がする
  • フケ状の皮膚が落ちてくる

脂漏性皮膚炎の赤ら顔は、毛穴がひとつひとつ赤くなる特徴があります。特に皮脂分泌の多い鼻やTゾーンなどが悪化しやすいので注意が必要です。

触ってみると毛穴に角栓(皮脂に剥がれた皮膚が混ざり合ったもの)が詰まってザラザラした感触があり、肌や頭皮にベトつきがあるのも特徴ですね。

皮脂が酸化する事で嫌な体臭が発生したり、毛根の炎症が原因で髪が抜けてしまう場合もあります。

さらに大きな特徴が、皮膚がはがれてフケ状に落ちていく症状です。

顔や頭皮だけでなく、胸・ワキ・耳の中やうしろ・陰部などにも起こる病気なので、ほかの部位もかゆみやフケがあったら脂漏性皮膚炎の可能性が高いと言えますね。

脂漏性皮膚炎かな?と思ったら、まずは皮膚科を受診してみましょう。

脂漏性皮膚炎の原因は皮脂の過剰分泌とカビ菌

脂漏性皮膚炎が起こる発端は、まず肌の皮脂が過剰分泌される事から始まります。

分泌されすぎた皮脂にマラセチア菌というカビの仲間が繁殖しはじめ、その代謝物が肌の炎症を引き起こすんです。

特に脂漏性皮膚炎にかかりやすいのは生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんと、思春期以降の成人が多いと言われています。

赤ちゃんは皮脂の問題よりも毛穴がまだ未発達で詰まりやすく、脂漏性の湿疹を起こしてしまいがちです。なので成長すると治る事が多いんですね。

しかし大人の場合は栄養の偏りや生活習慣で皮脂が過剰分泌されてしまう事が多いため、自然に治す事は難しいんです。

大人の皮脂過剰分泌はどうして起こってしまうのでしょうか。

ホルモンバランスの乱れやビタミン不足が皮脂の過剰分泌を招く

大人の脂漏性皮膚炎は栄養の偏りと生活習慣が大きな原因です。

皮脂の量をコントロールしているビタミンB群が不足したり、ホルモンバランスが崩れると皮脂の過剰分泌が起きてしまいます。

まずビタミンB群を補給して、次にホルモンバランスを整える生活習慣に切り替える事が脂漏性皮膚炎改善の近道です。

ストレスを溜めない・適度に運動する・睡眠はしっかり取るなどホルモンバランスを整える生活を心がけたいですね。

そして脂肪分・ナッツ・コーヒー・アルコール・香辛料は皮脂を増やしてしまうため、脂漏性皮膚炎の人は避けたほうがいいでしょう。

遺伝的に脂漏性皮膚炎を起こしやすい人もいますが、ビタミンB群不足・ホルモンバランスの乱れ・食生活の問題も大きな原因なんですね。

皮膚科では炎症・かゆみ止めやビタミン剤などが処方される

脂漏性皮膚炎の治療は炎症を起こしている肌を鎮める事から始まります。

ステロイド剤で炎症を抑えたり、ニゾラールという塗り薬でカビ菌の働きを抑えるなどの治療が行われます。

特にステロイド剤は治療効果が高い薬品ですが、後々副作用から肌が薄くなって血管が透けやすく、赤ら顔になりやすい肌になってしまう事があります。

ステロイド剤は炎症が特にひどい時だけ、短期間に使う薬ですね。

かゆみ止めの内服薬や塗り薬が処方される場合もあるので、病院に行くとかゆみがだいぶ楽になる傾向があります。

それと並行してビタミンB群の錠剤も処方されて、皮脂のコントロール力を取り戻す治療が行われます。

脂漏性皮膚炎は完治する?治るまでの期間はどのくらい?

脂漏性皮膚炎は時間こそかかりますが完治する病気です。どのくらい重症かにもよりますが、顔は2〜3週間・頭皮は4〜6週間で完治する場合が多いとされています。

焦らずお医者さんの指示に従って治療を続けましょう。

ただ一度完治しても再発してしまう場合もあります。栄養やホルモンバランスには注意をはらい続けたいですね。

脂漏性皮膚炎の洗顔・シャンプー・スキンケアの注意点

脂漏性皮膚炎になってしまった肌はとてもデリケートです。

うっかり肌に刺激を与えて炎症を悪化させないよう、洗顔・シャンプー・スキンケアにも注意が必要です。

水はぬるめの温度で!洗顔は肌にやさしい石鹸がオススメ

洗浄成分が強すぎる洗顔フォームなどで洗顔していると皮脂が落とされすぎて、肌がそれを補おうと皮脂を過剰に分泌してしまう事があります。

実は洗顔料選びの失敗が皮脂の過剰分泌と脂漏性皮膚炎を招いている事もあるんですね。

皮脂を落としすぎる事はかえって皮脂の過剰分泌を促してしまうと覚えましょう。

熱いお湯や洗浄成分の強い洗顔フォームは避け、38度以下のぬるま湯で石鹸か敏感肌用の洗顔フォームを使って洗うのがベストです。

洗顔は1日で多くても朝晩合計2回までにして、何度も頻繁に洗うのは避けましょう。

シャンプーはカビ菌を抑えるタイプとアミノ酸系2種類を揃えよう

顔と頭皮はつながった1枚の皮です。洗顔を気にするならシャンプーも同じくらい大切ですね。

シャンプーも洗顔と同じく、ぬるま湯で洗浄成分がやさしいもので洗う事が大切になってきます。

アミノ酸系シャンプーは洗浄成分がやさしく、適度に皮脂を残してくれるため脂漏性皮膚炎の人にはオススメですね。

パッケージにアミノ酸系シャンプーと書いてあるものや、いわゆるスカルプシャンプーを選ぶと良いでしょう。

さらにカビを抑えるケトコナゾール配合のニゾラールシャンプーなど、脂漏性皮膚炎の人向けのシャンプーも売られています。

ミコナゾール硝酸塩配合のコラージュフルフルなども評判が良いですね。

カビに対抗できるシャンプーは成分がやや強いため、2〜3日に一度のスペシャルケアとして使うことがオススメです。

普段のシャンプーをアミノ酸系シャンプー、スペシャルケアにカビ菌に対抗するシャンプーを使うといいですね。

スキンケアは赤ら顔ケア用化粧品がベストな選択

脂漏性皮膚炎の人がスキンケアする時に大切なのが、油分が多い化粧品を避ける事です。

ニキビなどの症状が悪化する危険があるので、化粧水や乳液、化粧下地も油分控え目なものを選びましょう。

オススメなのは炎症を抑える作用がある赤ら顔ケア用の化粧品です。

セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど、油分以外の成分で保湿してくれるので脂漏性皮膚炎のケアには向いています。

さらに低刺激で炎症を抑えてくれるため、顔の赤みを引かせたい時にも赤ら顔ケア用化粧品がベストな選択ですね。

脂漏性皮膚炎はあせらずゆっくり治療しよう

脂漏性皮膚炎は皮膚の病気なので「もしかしてそうかな?」と思ったらまず皮膚科に相談しましょう。

炎症を抑える薬を処方してもらうと赤みが引き、ある程度赤ら顔が改善に向かっていきます。赤ら顔ケア用化粧品を併用するともっと良いですね。

しかし脂漏性皮膚炎の原因はホルモンバランスの崩れやビタミン不足など体の内部の問題なので、薬よりも生活を見直す事が何より大切と考えましょう。

毎日の生活習慣を見直す努力が、脂漏性皮膚炎卒業への一番の近道なんです。

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